【ザッピングがうざい】なぜテレビを見てなくても他の人に変えられるとイライラするのか？

「またチャンネル変えられた……！」

テレビを見ていて、こんな経験ありませんか？

リモコンを握る手が止まらないザッピング魔。一緒にテレビを見ている人にとっては、本当に「うざい！」ですよね。

この記事では、次の内容を徹底的に解説していきます！

記事の内容

ザッピングとは？ザッピングする人の状況

ザッピング（zapping）とは、テレビ視聴中にリモコンを使って頻繁にチャンネルを切り替える行為を指します。これは、特にテレビCMが始まるときや、番組の一部が気に入らないときに行われることが多いです

英語では、channel surfing、channel zappingなどといいます。
（参考）zapping の意味・使い方・読み方

多くの人は無意識にザッピングを行っており、リモコンを手にしているとついついチャンネルを変えてしまいます。

その理由としては次の2つが挙げられます。

　特定の番組に満足できないとき、CMを見たくないとき、退屈を紛らわせるためにチャンネルを頻繁に変えることがあります。CMやつまらない部分を避けることで、ストレスを感じることなくテレビを楽しみたいとの思いもあります。

　逆に複数の番組に興味がある場合、ザッピングをして全ての番組を少しずつ見ることがあります。

これはネットサーフィンで様々なウェブサイトを巡ったり、冷蔵庫を開けて何か食べたいものを探す行動と似ています。いずれも、より良いもの、面白いもの、美味しいものを求めて、次々と選択肢を吟味する点で共通しています。

他人がテレビのチャンネルを変えることにイライラする理由は、いくつかの心理的要因に起因しています。以下にその主な理由を挙げます。

ザッピングは一人でテレビを見ているときは問題になりませんが、複数人で視聴している場合には「うざい」と感じられることが多いです。

これは、他の視聴者が一つの番組を集中して見たいときに頻繁にチャンネルが変わることで、視聴のリズムが崩れたりするためです。

テレビのチャンネルを他人が変えると、自分の意思とは関係なく状況が変わるため、コントロールを失った感覚を抱くことがあります。この感覚はストレスや不安を引き起こしやすいです。人は自分がコントロールできない状況に対して強い不快感を抱くことが多いです。

人間は、将来を予測し、自分の行動によって状況を制御したいという欲求を持っています。コントロールを失うと、この欲求が満たされず、不安やストレスを感じやすくなります。例えば、重要なプレゼンテーションの前に資料を紛失した場合、状況を制御できなくなることで強いストレスを感じるでしょう。

特に見たい番組があるわけではなくても、テレビがついている状態は一種の「背景音」として機能していることがあります。そのため、他人がチャンネルを変えると、その「背景音」が変わり、無意識に続くと期待していたものが裏切られたと感じることがあります。

また、人は日常生活の中で一定のルーティンや習慣を持っていることが多いです。

テレビを見ていなくても、特定のチャンネルや番組がついていることが日常の一部となっている場合、そのルーティンが乱されることで不快感を感じることがあります。

ザッピングを防ぐ方法を3つお伝えします。

ザッピングが不快であることを相手が理解できていないことも想定されます。

意識的に自分がザッピングをすることで、相手にもザッピングされる気持ちを感じてもらうのも1つの手です。

相手がザッピングに対して不快感を示したタイミングで、自分もザッピングをされて不快だということを伝えてみましょう。

ザッピングが行われるタイミングとしては、主に次の2つです。

番組が面白くないのは対処のしようがないですが、CMに関してはレコーダーを活用することで対策が可能です。

録画機能を持つテレビやレコーダーを使って、番組を録画し、後から視聴する際にCMをスキップすることが可能です。多くの録画機器には、CMの開始と終了を自動で検出し、ワンタッチでスキップする機能があります。

ザッピングを防ぐ方法として様々な意見がありますが、結局のところ、ザッピングをする人からリモコンを遠ざけることが最も効果的な対策と言えるでしょう。なぜなら、ザッピングはリモコンという「道具」があって初めて可能になる行為だからです。

リモコンが手元にあれば、無意識のうちにチャンネルを変えてしまう人もいます。また、リモコンが目に入るだけで、チャンネルを変えたいという衝動に駆られることもあるでしょう。

したがって、リモコンを物理的に遠ざける、もしくは手の届かない場所に置くことで、ザッピングを根本的に防ぐことができます。これは、他の対策と比べてシンプルかつ確実な方法であり、ザッピングに悩む人にとって「唯一にして最大の対策」と言えるでしょう。