婚活がうまくいかないときに考えたいこと|出会えない・続かない・決められないを分けて整理する

婚活がうまくいかないと、自分に魅力がないのではないか、条件を下げたほうがいいのではないかと考えてしまうことがあります。

けれど、同じ「うまくいかない」でも、出会えない、会えても続かない、関係は続くのに結婚を決められないなど、止まっている場所は人によって違います。まずは自分の婚活がどこで止まっているのかを分けて考えることが、立て直す第一歩です。

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出会えないなら出会いの設計を見直す

申し込んでも成立しない、検索しても会いたいと思える人がほとんどいない。この場合は、自分自身を変えようとする前に出会いの入口を確認します。

国立社会保障・人口問題研究所が2021年に実施した第16回出生動向基本調査では、結婚意思のある25〜34歳の未婚者が現在独身でいる理由として「適当な相手にまだめぐり会わないから」を選んだ割合が最も高く、男性43.3%、女性48.1%でした。婚活中の人だけを対象にした調査ではありませんが、結婚したいと思っていても適当な相手と出会えていない人は少なくありません。

婚活アプリや結婚相談所では、年齢、居住地、年収、学歴、職業など多くの条件から相手を探せます。希望条件を増やすほど理想に近づくように見える反面、候補になる人数は少なくなります。

そこで一度、求める条件を3つに分けてみます。

  • ないと結婚生活そのものが難しいもの:子どもについての考え方、住む地域、働き方など
  • あったらうれしいもの:年齢差、外見、趣味、学歴など、自分にとって好ましい条件
  • 会わなければ分からないもの:話し合いができる、約束を守る、一緒にいて無理をしなくてよいなど

年収や年齢は検索できますが、意見が食い違ったときに話し合える人かどうかは検索できません。婚活では、検索しやすい条件と結婚生活で重要な条件が必ずしも一致しないところに難しさがあります。

これは理想を下げるという意味ではありません。会う前に確認する必要がある条件と、会ってから判断できることを分けるための整理です。

条件を少し広げてもほとんど会えないなら、プロフィール写真や自己紹介文、利用しているサービスも確認します。婚活アプリ、婚活パーティー、結婚相談所では出会い方や利用者層が異なるため、自分が求める相手と今いる場所が合っていないこともあります。

会えても続かないなら誰が関係を終わらせているかを見る

実際に会うところまでは進めるのに、その先が続かない。この場合は、相手から断られることが多いのか、自分から断ることが多いのかを分けて考えます。

同じ「2回目につながらない」でも、見直すところは違います。

相手から断られることが多い場合

何人かとは会えているのに相手から終了される状態が続くなら、プロフィールから受ける印象と実際に会ったときの印象に大きな差がないか、会話が一方的になっていないかを振り返ります。

婚活では相手を知ろうとするほど、質問が続いて面接のようになりがちです。休日の過ごし方を聞いて答えをもらったら、すぐ次の質問へ移るのではなく、そこから少し話を広げて自分のことも返してみます。

相手が休日によく出かける人なら、最近行った場所を聞き、自分が好きな場所についても話す。質問と回答を繰り返すより、相手の答えから好みや考え方を知り、自分のことも伝えるほうがお互いの人柄が見えやすくなります。

毎回ほぼ同じところで関係が終わるなら、自分では気づきにくい印象を信頼できる人や結婚相談所の担当者に見てもらう方法もあります。自分を否定するためではなく、繰り返しているパターンがないかを外から確認するためです。

自分から断ることが多い場合

会う機会は十分にあるのに毎回自分から断っているなら、出会いの数を増やすより「何を理由に断ったのか」を振り返ります。

価値観が大きく違ったのか、失礼な言動があったのか、一緒にいることに強い違和感があったのか。それとも大きな問題はないものの、何となく違うという判断が続いているのか。

違和感を無視する必要はありません。ただ、毎回似た理由で候補から外しているなら、その基準が自分の結婚生活にどのくらい重要なのかは考えてみる価値があります。

たとえば初対面で会話が盛り上がらない人を毎回断っているなら、自分は結婚相手にも最初からの楽しさを強く求めていることになります。それが大切なら残してよい基準です。長く一緒に暮らすうえでは安心感や誠実さをより重視したいと気づけば、一度で判断せずもう一度会ってみる選択肢も生まれます。

大切なのは断らないことではありません。自分が何を理由に相手を選び、何を理由に断っているのかを分かったうえで判断することです。

関係は続くのに決められないなら結婚生活から考える

何度か会って関係も続いている。大きな不満はないのに、この人と結婚してよいのか分からない。ここまで進んでいるなら、さらに多くの人と会うことが解決につながるとは限りません。

相手の年収、年齢、外見、職業、学歴などを横に並べて比較すれば、上を見ようと思えばいくらでも見ることができます。決められないときは「もっとよい相手がいるか」ではなく、自分が送りたい結婚生活から考えてみます。

平日の夜や休日をどう過ごしたいのか。仕事をどのくらい大切にしたいのか。家事や育児をどう分担したいのか。お金を何に使いたいのか。親との関わり方をどう考えるのか。

どんな人と結婚したいかだけでなく、どんな生活を二人でつくりたいのか。その生活をこの人と一緒につくれそうか。 ここまで考えると、相手を見る基準は具体的になります。

結婚前に将来をすべて見通すことはできません。仕事や収入、健康状態、家族の事情も変わります。何も問題が起きない相手を探すより、問題が起きたときに話し合い、一緒に考えられそうかを見ることも大切です。

ただし、決めきれない原因を何でも自分の迷いとして扱う必要はありません。暴言や過度な束縛、繰り返される約束破り、金銭面の重大な隠し事、結婚生活に関わる話し合いを避け続けるといった行動があるなら、単に自分の優先順位を整理すれば済む問題とは別です。

決められないときは、自分が判断に迷っているのか、それとも相手との関係に実際の不安材料があるのかも切り分けて考えます。

婚活そのものがしんどいなら活動量を調整する

婚活が長引くと、もっと申し込まなければ、もっと多くの人に会わなければと活動量を増やしたくなることがあります。出会いそのものが少ないなら有効ですが、すでに十分活動して疲れている人には逆効果になることもあります。

プロフィールを比較し、メッセージを送り、初対面の人と会い、相手を判断し、断ったり断られたりする。婚活では短期間に多くの判断を繰り返すため、疲れてくると誰と会っても面倒に感じたり、本来なら気にならない部分が強く気になったりします。

その状態なら、婚活を続けるか完全にやめるかの二択にする必要はありません。利用するサービスを絞る、会う人数を減らす、婚活をしない日をつくる、一定期間休んでから再開するといった調整もできます。

出会いが足りない人には量が必要です。すでに十分な人と会えているなら、一人ひとりを見る余裕を取り戻すほうが先かもしれません。

過去の婚活を振り返って一つだけ変える

婚活がうまくいかないと、条件、プロフィール、服装、会話、利用するサービスまで一度に変えたくなります。けれど全部を同時に変えると、何が状況を動かしたのか分からなくなります。

まず直近でやり取りした数人を思い出し、どこで関係が止まったのかを並べてみます。マッチングしなかったのか、会ったあと相手から終了したのか、自分から終了したのか、関係は続いたものの結婚を決められなかったのか。同じところで止まることが多ければ、そこが最初に見直す場所です。

検索条件なのか、プロフィールなのか、会話なのか、相手を見る基準なのか。まず一つだけ変えてみれば、その変化が自分の婚活にどう影響したのかも見えやすくなります。

婚活がうまくいかないという大きな悩みも、どこで止まっているのかまで分ければ、次に見直すものは具体的になります。 自分全体に原因を求める前に、まずは止まっている一部分から考えてみてください。


参考資料

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